無形文化を創る、記憶をつくる
恵まれた環境と設備から、高品質で独創性あふれる香料を生みだします。

情報、技術、流行、環境。
あらゆるものが目まぐるしく変化し、進化し続ける現代社会。
香料の世界も決して例外ではありません。
お菓子やデザート、清涼飲料にレトルト食品や調味料。
市場を満たす多種多様な加工食品では、常に商品の風味の決め手となる「香り」が重視され、お客様のニーズを満たす
多彩な開発がますます求められています。
また、装いを生み出す香り、化粧品などでは、生活を、文化を、そして人をより豊かに演出するための記憶をうみだす
「香り」がいつの時代にも求められます。

宮坂香料では、最新鋭の機器を完備した工場と研究所を埼玉県上尾市に併設。
ISO9001規準に則った厳重な管理体制のもと、明るく衛生的な環境下でパフューマー、フレーバーリスト共に、
高度な専門知識と豊富な経験を基にして、日々、試行錯誤を繰り返し、理想の香り、新しい香りの開発に取り組んでいます。

「香り」の製造過程

【微量分析】


ガスクロマトグラフ・質量分析計(GC-MS)を用いて香料の成分となる、
有機化合物の定性・定量測定を行います。

【抽出濃縮作業】


香料成分を効率的に抽出し濃縮していきます。
香料製品の方向性がほぼ決定される作業のため、最も重要視されています。

【調合作業】


調香師が香料原料を選び出して調合します。
分析、解析されたデータも合わせ評価を繰り返して進めていきます。

【調香作業】


調合されたサンプル香料を品質管理や安全性の面から確認します。

【官能検査】


理化学的測定だけに頼らず、数値化できない香りの違いを人の感覚で評価します。
特に食品香料などは、実際に口に含んで味覚・嗅覚の面から検査を行い、
相対的な評価を行います。

【試作】


新しく調合された香料サンプルを用いて、飲料やゼリー、アイスクリームなど
実際の食品を試作します。香りによる風味の違いを評価し検討します。